日本更生保護協会は、法務省所轄の更生保護法人で、犯罪や非行のない社会の実現を目指し、社会復帰を促進するための就労支援、研究・研鑽資料の発行、研修の実施、処遇プログラムの開発研究等を行っています。
『更生保護』(平成24年3月号)に、
「認められること、必要とされること、愛されること」と題して、明橋大二医師の随想文が掲載されました。(24年3月15日発行)
少年非行の根底にある問題は、規範意識の欠如やしつけの不足ではなく、「自分は生きている価値がある」「自分は大切な存在」という気持ち、自己肯定感の極端な低さであると指摘し、更生に際して、もう一度彼らが人間として大切にされる体験が不可欠であると述べています。